下水道・浄化槽
下水道維持管理・農業集落排水施設維持管理
維持管理は施設を効率的に運用し機能を十分に発揮させるとともに、延命化を図ることが重要とされます。その為、処理状況、各種機器の点検状況、水質等の測定分析結果を記録・整理分析し、日常の維持管理に役立てております。また、24時間稼働している水処理施設やポンプ場の故障や異常では素早く対応できる態勢をとっています。
● 機器点検
機器は経年劣化や腐食、詰まりなどの故障が発生します。これらの現象の早期発見、処置、故障拡大の防止等が必要となります。
● 水質測定
水処理施設からの放流水については、水質基準が定められています。
この水質基準に適合し、より安定した良好な処理水を放流する為に流入下水、処理過程の水、放流水等について測定分析を行っています。
● マンホールポンプ場点検
マンホールポンプ場は、集められた下水を処理場に送水する機能をもつ施設です。処理場まで水をスムーズに送る為機器の点検、槽内の確認など適切な維持管理が必要となります。
※点検に使用している車両です
● その他
他にも、施設内の環境整備なども行っています。
浄化槽
● 浄化槽保守点検
浄化槽は浄化槽管理者(所有者)から県の登録業者が委託を受け、保守点検にあたります。
浄化槽の中には徐々に汚泥やスカムがたまり、放置しておくと放流水と共に流出してしまいます。また、浄化槽の機能不良の原因にもなります。
浄化槽の保守点検とは、槽の構造が充分に活用され、機能が正常に作動しているか否かをチェックすることであり、浄化槽の機能診断にあたります。
1.水質検査
浄化槽の蓋を開け、においや汚水の状態について調べます。
●主な点検項目
・においの確認
・色の確認
・汚泥沈殿率の調査
・水温の確認
・水素イオン濃度の確認
・酸素含有率の確認
・透視度の確認
・亜硝酸性窒素の確認
・塩素イオン濃度の確認
・残留塩素濃度の確認
水素イオン濃度の確認
透視度の確認
異常発生時にはお客様にご連絡し、
ご要望に応じて対応させて頂きます。
2.保守点検
汚泥やスカムの測定、配管のチェックを行い、目詰まり・ゆるみ・エア漏れを確認。
異常があれば、その場で補修します。
●主な点検項目
・異物・勾配の確認
・ハエ・水位の確認
・汚泥・スカムの確認
・生物膜の剥離・返送
・沈殿槽の確認
・散気管の確認
・エアー配管の確認
・消毒剤の投入(定期点検時)
エアー配管の確認
部品の交換や工事が必要な場合は、
お客様にご報告の上対処いたします。
3.ブロワー点検
ブロワーには、ロータリー式、ベルトロータリー式、電磁式などがあります。
異常音や目詰まりベルトのたわみなどを調べます。
24時間稼働している為、状態が悪い場合は即補修しなければなりません。
ブロワー点検
4.点検報告・清掃作業
点検結果をお客様に報告し、保守点検の結果から判断した必要な量の汚泥・スカムなどを引き抜きます。
清掃後に注水し、槽内を満水にします。